家の建築においてしっかり熟慮すべきなのは間取りです。クライアントも施工主も間取りをどうするかに時間をかける必要があります。
長く使うものですから、間取りで後悔しないようにすべきです。間取り図はその上で大切なツールですが、その書き方や読み方を簡単に説明します。
目次
間取り図の書き方
不動産屋の前を通ると間取り図がたくさん窓に貼られていたりするのを目にします。間取り図は誰もが見た事のあるものですが、どうやって書くのでしょうか。書き方はいろいろあります。例えばCADを使って書く方法があります。
グリッド表示や正確な線描画機能などを用いてきれいな間取り図を描く事ができます。CADで作られた建築図面は建築模型の制作にも使われるデータとなるので、間取り図をしっかり書きたい人にはCADがオススメです。
CADではないソフトを利用することも可能です。フリーソフトでカンタンに間取りを設計する機能があって、3Dパースなども使用可能です。エクセルやワードを使用した間取り図ソフトもあります。中には本格的なものもあるので便利です。
もちろん手書きで書くのもありです。方眼紙を使ったものを利用して、インスピレーションのままに書いてみるとある意味一番自然なものが出来上がるかもしれません。間取りは何度も着想して練るもののため、簡単に書ける方法が望ましいと言えます。
間取り図の読み方の例1:スペースの大きさを示す言葉
専門的な間間取り図の読み方の例取り図が描かれる場合、素人には意味が分からない記号や文字が出てくることがあります。そこで間取り図の読み方を簡単に紹介します。まず頻出する文字で少しややこしいのが「~帖」という表記です。
帖というのは畳のことです。厳密に言うと畳と帖との関連は少し複雑ですが、1帖はだいたい1.62㎡のことです(1.65㎡で計算することもある)。平米は縦と横の長さを掛けたものとなります。
平米と帖との変換ですが、平米を帖数で割るとできます。例えば12.96㎡と書かれていれば、それは12.96÷1.62=8帖ということになります。逆に平米にしたいなら1.62を帖数にかけます。
間取り図の読み方の例2:スペースの名称
スペースの名称は何故か英語の略称で表記される事があります。例えばLDKは「エル・ディー・ケイ」と読んで、リビングとダイニングとキッチンをまとめた言葉です。
BRはベッドルームの略です。UBはユニットバスで、RBLルーフバルコニー、RFはロフト、WICはウォークインクローゼットです。これらの略称に通じていると部屋のイメージが湧くようになります。
まとめ
家づくりで大事な要素となるのが間取りです。間取りを書いたり決めたりするのには、時間がかかりますが、CADをはじめ様々なツールで描く事が可能です。また間取り図の読み方ですが、略称や部屋の大きさを示す語句の基本をおさえれば難しくはありません。