マンションの下見にいったり博物館に行ったりした時に、建築物の大きな模型を見た事があるかもしれません。
建築模型を見るとわくわくするものですが、模型は特定の構造物やスペースの外観を視覚的に把握するのにとても役立ちます。建築模型はどんな目的で作られるのでしょうか。
目次
建築模型を必要とする現場:設計事務所
建築模型は設計事務所などで活用されることがあります。例えば住宅を作る時に、単純な図面やパースだけだとイメージしきれない部分が出てきます。頭の中で描いていたイメージが、いざ建築模型を作って照らし合わせてみるとズレがあったということはよくあることです。
建築模型はいわば建築物の完成予想をよりリアルに視覚化したものです。建築関係の打ち合わせの際や、クライアントに対するプレゼンをする時など、建築模型があることで双方詳細な話し合いが可能になります。
私たちの脳が入手する情報の多くは視覚を通してもたらされます。また「百聞は一見に如かず」という言葉もあります。単に「大きな窓が備え付けられるので採光は十分」と説明されるよりも、実際に模型を見て光をあてて見せてもらったほうがはるかに分かりやすいです。
このように建築模型は、住宅など建築物のイメージを詳細に把握するために設計事務所などで使われます。
建築模型のスキルを持つことのメリット
建築模型は必ずしも一級建築士など限られた人たちだけが作れるわけではありません。素人であっても基本的な知識を学んで経験を積むことで制作可能です。もちろんポイントやコツなどをおさえることが重要なものの、主婦でも模型制作をして副業として稼いでいる人はいます。
建築模型を仕事にしている人について、メディアで何度か取り上げられたことがありますが、模型作りは単価が数万円もすることがあり、件数によっては大きな収益となります。自宅でリラックスしながら出来るということもあり、身につけておきたい資格です。
諒設計の講座で学べば、模型制作の依頼を受けられる
通信講座を運営している諒設計アーキテクトラーニングという会社がありますが、この会社では、建築模型を学ぶための講座が提供されています。「建築模型・住宅模型デザインコース」という講座ですが、この講座では模型のプロを目指すための基本学習を積むことができます。
そしてこの会社の母体は一級建築士事務所のため、卒業すると外注協力者として模型制作の依頼を受ける事が可能です。建築模型をいきなり素人が受注するのは難しいですが、建築士事務所の運営講座であればチャンスが拡がるでしょう。
公式サイトに詳しい情報があるので、まずは資料請求をしてみてください。
まとめ
建築模型を必要としている現場の代表は設計事務所です。設計図面をさらに分かりやすく視覚化した建築模型は、プレゼンや打ち合わせに役立つツールとなります。建築模型は誰でも気軽に挑戦できる分野で、紹介した講座を使うと外注協力者になることも可能です。